産後ケアの必要性
産後ケアは、ひとえに最近ブームであるかのように聞く言葉。
私も産後ケアが拡大してきたことは、喜んでいる。
市町村単位でも様々な取り組みをしていて、産後のショートステイ、デイケアなんてのも誕生した。
なんか、老後の事として捉えがちな言葉って思うのは私だけだろうか。。。
高齢化が進むにつれ、産後のサポート体制も、個々では薄れていく、難しくなっていくのではないかって考えたら、
産後ケアって需要あるじゃん!!って思うところだけれど、
けれど、それを使えるのはやはり一部の人で、本当に必要としている人には届かない。
やっぱりお金出すくらいなら。。。
ってそこで費用対効果を考えてしまう。
お金かかるんなら、しない!!ってなる人、そういう人こそ、本当は利用してほしいところ。
また親を頼ったりとかできる人は、したらいいけれど、その親も高齢になっているので、実際はなかなか頼めないのが現状。
頼めても、頼んでって言われても、実際してみると、親の方が寝込んでそのサポートまでしなきゃいけなくなったり。。。
ほんと自分のこと以外の事がどんどん増えてくる。こんなにタスクあったら マジもう勘弁してほしい!!!
夫は仕事一筋、育児 家事自分の仕事と宜しくね🎶なんて態度示されたら、泣ける。。。
ついでに夫のお世話が実は大変だったりする。。。
産後ケア
本当に必要って何?誰?って考えた時に、
今の孤独な育児をしている人、そう感じている人が一番必要なんじゃないか。
客観的でなく、主観的に。ママが必要ならそれだけで理由になる。
産後ケアは皆が必要
そう、産後ケア 皆必要なんだ。
貴方も含まれてる。
サポートは求めないとなかなか受けられないなんて不公平。そう思っていた時もあった。
今は、『ヘルプ』をいかに出すか、いかに伝えるかを重要視している。
結局、ヘルプを出した人のところにしか、サポートは集まらない。
これ結構な確率で。
殆どのママが、頑張りすぎて、
私ぐらいの人、いっぱいいるからって、助けを求めない。
同じぐらいしんどい人がいるって、分かっているならそれを声に出そうよ!
そうしないと何も変わらない。
産後 皆が受けられるサポートを展開
お金がいる。人がいない。
自分でなんとかするしかない。
結局、自分自身を苦しめながら、
最後は『私なんで産んだの?』なんて事まで考えたり、子供が邪魔に感じたりしちゃう。
その考え、ママだけのせいじゃないからね。
産後うつって?
実は、産後うつって高頻度で皆なっている。その事にすら気づけていない。もしくは気づかせてくれないぐらい自分以外の事に忙しくって。
毎日が憂鬱になる。
産後のうつは体調や生活リズムなどが大きく変化することなどで起きるとされている。産後は、劇的にライフスタイルが変化するので、起こり得る。
専門家や関連する学会のガイドラインによると、主な症状は不眠や食欲の低下、それに興味や喜びといった感情の喪失などで、母親としての責務が果たせていないなどといった自責の念があらわれることもある。
そうした産後のうつは、出産した母親の10人に1人の割合であらわれるとされている。結構多い。
産後のうつのリスクを高める要因は、育児不安やストレスとされているほか、過去のうつ病の病歴や妊娠中からの強い不安などもあると考えられる。
さらに、子育てを母親1人で行わざるをえないいわゆる「ワンオペ育児」など、家族などの周囲のサポートの不足などもあると指摘されている。
そして、、、
症状が重くなると自殺のおそれがある。
そして、将来的な育児放棄や虐待にもつながることが指摘されるなど深刻な問題を引き起こすケースもある。
産後うつが自殺につながるケース有り
2018年9月 国立成育医療研究センターが深刻なデータを発表。
おととしまでの2年間の人口動態統計を活用し、出産後1年未満に死亡した女性について分析したところ、・自殺が92人で最も多く、次いで・がんが70人、・心疾患が24人、・出血が20人など。
自殺した時期をみると、出産後すぐの1か月ですでに10人で、その後も続き、9か月で13人など、1年を通して起きているという。
産後うつで、自殺する可能性だって、ネグレクトする可能性だってある。
最初から産後うつってなりたくてなったわけじゃないのに。
でも、産後うつに陥っている自分は、本来の貴方じゃないからね。
自分自身、虐待してどうするの?自分を犠牲にしたら元も子もないよ。
貴方は 大切な存在だから、今生きているんだよ。
生きているだけで、そこに存在しているだけでもう十分頑張っている。
今すべき大事なことは、
周りに『ヘルプ』を出すこと。
『あ、今 自分しんどいんだ。』って自覚しないといけない。
虐待は、起こそうと思ってするんじゃない。
親だって最初から虐待しようとして産んでいるんじゃないんだから。虐待する親の心理
やっぱり親が、しんどいから そういう状況になっちゃう。
虐待を通告するのも大事だけれど、先ずは一声かけてもらえたら。助かる人多いんじゃない?
産後うつと、虐待 実は物凄く同じような位置付け。
ママがハッピーになったら、それだけで幸せになれる。先ずは、ママがハッピーになること。それは、依存した関係じゃなく、お互いを尊重しあえるパートナーとの間に成り立つもの。
産後シェアすることで得られる事
産後シェア
聞いた事ありますか?
多分そんな浸透していない言葉。
これは、周りが出来ることを少しづつでもいいから、ママとシェアしていく活動。
例えば、
- 一品おかずを持っていく。
- 2時間だけ上の子を見ることができる。
- 朝の幼稚園の送迎ができる。
色々と、ほんの少し、ちょこまかとした事だったら、サポートできることってありませんか? 貴方の時間 少し私にシェアさせてください。
産後の一番しんどい1ヶ月。せめて3週間は、養生期間としてなるだけ床に伏せていただきたい。
私たち助産師からの願いです。
その期間、ママがゆっくり育児を考えられたら、自分の養生に専念できたら、そこからまた『頑張ろっ』って思える力になります。
ママだけでは、今は産後を迎えるのは困難で、試練に近い。
そこで、産後シェアを広めていきたい。
愛知県の豊田市では、もうだいぶ前から始まっています。
私自身、三人目の出産前に産後シェアを知り、『あ、こんなのあったらいいな』て思ったけれど、どうしていいか分からなかった。
ママがスマホを使わず、誰がどのタイミングでくるのか、何をするのかを被らずして行く方法。それをパパが管理しているってこと。知って、画期的すぎて、。。
私はできなかったけれど、このシェアを広める事で、幾らでも助けれるままはいるんじゃないかなって。
じゃあ、始めるにあたって色々と考えるべき事。
人は、周りに居なかったらどうすればいいのか。クラウドファウンディング?いや、地域に出向いて まだまだ現役なおじいちゃんおばあちゃんにお願いできないだろうか。
外にボランティアに行くくらいなら、メッチャ感謝されて、その感謝された人と繋がれる産後シェアの方が、断然いい。
むしろ
ボランティアよりも価値がある。
産後シェアを、もっと広げたい理由としては
地域の活性化、コミュニティーの拡大を図り、シェアを広げていく。
そんで持って、シェアを受けた人だけでなく、シェアをする側の人もハッピーになるような仕組みを作りたい。
こう、考えている人が一人でも多くなってくれることを望んでいます。
全ての人に幸あれ!
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