今日は、以前母親講座でお話させて頂いた内容をお伝えさせて頂きます。
少しスピリチュアル的な要素がありますので、ご気分を害される方はお読むのをお控えください。
内容:おびや許し
対象:お産を控える女性 今後母となりうる方に向けて
女性を取り巻く全ての人々
目的:おびやの飲む時期が分かる
周りのサポートの仕方が分かる
『母親講座でお話しした内容』
お産に立ち会ってきた中で、色々と見せていただく事も多く、その度に御守護を身近に感じてきました。
まず、皆さんが思う安産って どういうイメージでしょうか?
時間が早い?母児共に元気に?
リスクが少ない?お母さんが満足のいく、自分で産んだと実感できたお産であったか?
色々と考えるところではありますが、助産師の視点から考えると全てクリアーして初めて安産だったと考えています。
産後の方の中には安産であったのかどうか、自分のお産はしんどかったと思っている方も多く見受けられます。
私は出産後にお母さんとお産の振り返りをしています。
お母さんが思っていたお産の状況と実際の状況をカルテを用いて確認しながら、実際に自分で出産したと実感できるように 、お産の経験が今後の育児に良い影響を与えるよう、褒め、励ます、出来ていた事を伝えるよう心がけています。
安産かどうか考えるためには、お母さん自身がこの振り返りを通して、今後の育児に自身を持って取り組んでいけるように前向きになれる事が必要ではないかと思っています。どんだけ出血しようが、緊急で帝王切開になろうが、心の持ちよう一つでそれが安産にもなります。
じゃあ その肝心な心の部分ですが、
私たちはおびや許しをいただき、神様にもたれてお産と向き合う事ができます。
このもたれるという事が出来る事自体が、心の拠り所であり、ストンとお産を受け入れる事につながってきます。
おびやのごくは三度に渡りいただきます。2度目のお産が始まった際にいただく時には、いよいよと産気づいた頃にいただくようにしましょう。
最近では予定日超過しても産まれる兆候が見られず 自然に陣痛を待つのではなく、人工的に薬で陣痛を起こしてお産を迎えるという人が珍しくありません。
また10分以内に張るのを陣痛開始と捉えてはいますが、痛みを伴わない張りは有効な陣痛ではありません。また経産婦であっても、3分毎に張ってはいてもそれがお産には繋がらない方もいらっしゃいます。たまにごくをいただいたが、張りが遠のき、その三日後にお産で再度入院したという事例もあります。
お産はいつ起こるかは本当に分かりません。
ごくは、飲んで陣痛を起こすというものでもありません。
しっかりとお産が始まったら、それが滞りなく進むように 神様にもたれてください。
飲むタイミングが分からなければ、担当の助産師に もうこれは産まれる陣痛なのか聞いてみてください。診察時に進んでいるようなら飲んでいただいたら良いかと思います。
ただ注意していただきたいのが、
全てが上手くいくのが安産ではありません。
時には帝王切開に切り替わる必要に迫られる事もあるでしょう。
それは、なってきた事として受け止めれるのが一番ですが、産後はそのことで悩む方も多いのが現状です。もっとこうしたら良かったんじゃないか、どうして自分は下から産めなかったのかと考え悔み、その後の育児に前向きに取り組みまでに時間がかかる事もあります。
もし、友人や知り合いの方がお産をされたら、存分に思っている事を傾聴して お産自体を肯定してあげてください。
どんなお産も立派なお産です。
3度目の清めのごくは、産後の点検(分娩4期)が終了し、食事を摂取可能になったら飲んでください。
私は3度目のごくを これからの新たな生活への切り替えのためのものと捉えています。
お産も無事に終わり、これからは新たに母としてのお役目が待っています。自分だけの時間は取りにくくなり、赤ちゃん中心の生活へと生活が激変します。睡眠、食事も十分に取れないぐらい目まぐるしく忙しい日々が貴方を待っています。
最後のごくは お産の感謝と共に 新たに母としての0日目を迎えた自分へ 切り替えていくスイッチとして噛み締めながら頂いていきましょう。 一緒に素敵な育児ライフをしていきましょう!^ ^
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