沐浴する場所の考え方

助産師

赤ちゃんをお風呂に入れることについてお伝えします。

生後1ヶ月間は、赤ちゃんを大人とは別にお風呂に入れます。

一般的なお風呂に浸かることを「入浴」と呼び、ベビーバスなどでお湯に浸かることを「沐浴」と言います。

生まれたての赤ちゃんは細菌などへの抵抗力が弱いため、感染などを防ぐために、大人と一緒の浴槽ではなく、ベビーバスなどを使って身体を洗います。これが「沐浴」です。

まだまだ免疫力も弱く、お風呂自体でも体力を消耗してしまうから、なるべく短時間ですませたいですよね。

じゃあ、実際に赤ちゃんをどこで沐浴するか。

  • リビング
  • 洗面台
  • お風呂
  • キッチン  etc

色々メリットとデメリットがありますのでそれらをご紹介して行きます。

リビングで沐浴

メリット

  • いつものスペースで行える。
  • 着替えを横にセッティングしたり、ベビーベットのすぐ側で沐浴ができる。
  • お世話スペースが近く、臨機応変に対応しやすい。

デメリット

  • 沐浴槽をリビングまで運ぶ必要がある。
  • 使用後のお湯が溜まった沐浴槽は重たい。絶対にママ一人では持たないで!
  • 沐浴するときにしゃがむ態勢がしんどい。
  • 腰にくる。
  • その態勢を繰り返すと腰痛につながる
  • 二人以上で入れるのには向いている気がする。
  • 要支援者

洗面台で沐浴

メリット

  • 洗面台専用に形を作って入れられる。
  • 形を変えれる沐浴槽も売られている。
  • 洗面台にシャワーがついていたら、そのままシャワーとして使用できる

デメリット

  • 蛇口が邪魔に感じる。
  • 洗面台に直接入れて、沐浴はできない。って言うか、そもそもそれはしない。
  • 沐浴する側の態勢的には前屈みになる。
  • 沐浴槽と洗面台が密着しすぎて、使用後に取りにくい
  • そんでもって、沐浴槽を洗いにくい

お風呂場で沐浴

メリット

  • 沐浴槽と水場との距離が近い
  • 周りが濡れても気にならない
  • シャワーが使える

デメリット

  • 暖房がないと寒い。浴室暖房があれば大丈夫
  • 態勢が前屈みになりしんどい
  • 腰痛になる

キッチンで沐浴

メリット

  • 水場が近い
  • シンクに沐浴槽をはめ込んで使える
  • 暖かい
  • 立ったままの姿勢で行えるため、楽
  • シンク横に、座布団とバスタオル、着替え、オムツをセッティングしておけば、そのまま着替えをすることができる。
  • 一人でも沐浴自体の作業が楽

デメリット

  • 沐浴している間、キッチンが使えない
  • シンクを空にする必要がある。(要洗い物。食べたものをその都度片付けておく)あ、シンクを使わなくてもいいけれど、、、そうしたらキッチンで行うメリットがなくなる。

トータルでどの場所が適しているか

実は私、子供達三人とも別々の家で産後過ごしました。なぜかと言うと、毎回引越しをしてきたから。

毎回違う場所で沐浴していたから、周りより色々知恵がついちゃいました。

そこで、沐浴の行き着いた先は、キッチンでの沐浴

沐浴槽は、栓がついているタイプでそのまま使用後にお湯が抜けて、乾かせて衛生的なもの。

最近流行りの空気式はどうも汚れが取れにくく苦手です。どうも従来の沐浴槽が一番理にかなっている

さて、貴方はどこで沐浴をしますか?

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